朝晩が涼しくなったり、秋の虫の会えたりで、秋の気配がしてきましたね。
今年の夏は、私も夏休みをとり九州の阿蘇や黒川温泉に行ってきました。
「日本にこんないいところがあったんだ!!」と思うほど、大自然と温泉を満喫できました。早くも、また行きたいです♪
さて、そんな今回のコラムは”終活”について書きたいと思います。
自分の生き方、終え方を考えたことはありますか?
先日、テレビで終活の話題が取り上げられていました。
「エンディングノートを書くことは、終わり方を決めることではなく、残りの生き方を決めること。」と言っていて、なんだかとても心に響きました。
私は高齢者に関わるお仕事をしながら、参加者などの周囲の方もお元気ということもあり、”終活” 、”エンディングノート” 、”終わり方” 、”生き方” 、そのようなことにさほど関心がなかったのですが、この番組を見てさまざまなことを考えるようになりました。
例えば、私が担当している体操教室などに参加すること。
このようなことも、”生き方を決めること” の1つではないかと思っています。
参加者の方から、このようなお話し聞くことがあります。
「「どこも行くところないわ。」とか、「歳いって何もできなくなってきたわ。」と思いながら毎日を過ごすのは、自分もそれを見ている周りの家族もしんどい。そういうのは嫌だから、体操に来てるねん。」と。
”生き方を決める” というと、大きなことと思ってしまいますが、たくさんある事柄の1つとして、「体操に行ってみよう。」という選択も、生き方を決めることだと、最近はそう感じています。
体操に行って人と会ったり、身体を動かして、「まだまだ楽しく毎日を暮らしたい。」「行きたいところに行けて、食べたいものをいつまでも食べれる。」そういったことも生き方を選択していることになるのではと考えています。
明るく前向きな気持ちになる場
終活をしよう!!という時は、どんな心の状態だと思いますか?
生前整理をお仕事にされている方にお話をお伺いをすると、”明るく前向き”な気持ちになった時(方)のご依頼が多いそうです。
例えば、トイレの水があふれ出ているとか、エアコンからくさい匂いがしているとなると、早急に対処しなければならず、何らかの業者を探したり修理をしたりします。しかし、お墓をどうしようか・・・とか、自宅の片付けはどうしようか・・・ということは、大切なことだと分かりながら、今すぐ手を打たないとどうにもならないことではなく、後回しになりやすことなのかと思います。
ましてや、「エンディングノートを書くことは、残りの生き方を決めること。」とテレビで言っていたように、大切なことと分かっているからこそ、なかなか決められず後回しになってしまうのだと感じています。
私は終活を推し進めたい人ではありません。(笑)
しかしながら、身体と気持ちに余裕のあるうちに大切なことを決めれるのならば、それは良いことだと思っています。
私もいろいろなことが決められない、特に自分のこととなると尚判断に困る、優柔不断な人なのですが、明るく前向きな気持ちの時こそ、よい判断ができ、新しいことや大変なことにもチャレンジできる気持ちが分かるような気がします。
わんせるじんぐのイス体操サークルに初めて見学に来られる方に、「みんな若々しくて楽しそう。」「雰囲気がよくて、気持ちが明るくなる。」と言っていただくことが多く、嬉しいです。
毎回参加している私も、参加者の方に対して同じように思いますし、私ですら現場に出た後は、疲労感ではなく気持ちが明るくなって帰宅します。
身体を動かすことも、明るく前向きな気持ちになる要因だと思いますが、そこに仲間がいること、居心地の良い自分の居場所があること、家族以外の誰かとたわいもないお喋りができること、このようなことも明るく前向きな気持ちになる要因だと思っています。
イス体操サークルに参加することで、気持ちも明るくなり、さまざまな場面での前向きな良い判断ができることにも繋がれば、ますます嬉しいと思っています。
夢の話し。。。
みなさんは夢がありますか?
またテレビの話しなのですが(笑)、「方正アウトー」(←ガキ使)の月亭方正さん ”仕事の夢” について話されていました。
サラッと夢の話しをされていてカッコよくて、なんだかイメージが違うなぁ(笑)と思ったのですが、私もそのテレビ番組に影響をされて、夢のことを考えてみました。
方正さんは落語家になる時に、「歴史に残る噺家になる!!」と思ったそうです。
仕事での夢。
私は ”日本一の” とか ”歴史に残る” なんて考えたことがなく、夢のことを考えて暑苦しいくらい熱い気持ちになりたかったのに、「私、夢ないかもーーー。涙」と少し寂しい気持ちになりました。
それでもどうしても夢を描きたかったので、まだまだ考えてみて、夢のような壮大なことじゃないけど、たどり着いたことが・・・。
私の担当している体操教室。
高齢になって、例えば100歳になったらさすがに体操には来れなくなるかもしれないけど、ふとした時に「あの体操に行っている時は楽しかったなぁ。」とか、「あそこに行けば元気になれたよなぁ。」なんて思い出してもらえる場を作りたい!!
終わりを迎えるその瞬間とは言わないので、ふとした時でいいので、楽しかった思い出の中の1ページに、体操教室の風景が刻まれていたい!!
それが私のお仕事の夢かなと思いました♪
小さい夢に見えて、人の記憶や心に残ることを作っていくなんて、とても大きな夢です。
これからも頑張ります♡
さて、今回の生き方を決めること♪のコラム。
とある方が、生き方を決めることは壮大なことではなく、日々の生活の中での小さな判断の繰り返しだというようなことをおっしゃられていました。
そう考えると、今生きている毎日こそが大切な時間ですね。
私自身も、参加者のみなさまと共に、楽しく前向きな気持ちを共有してもらい、よい判断を繰り返す毎日でありたいと思っています。